なぜ、やせないのか?毎日好きで食べているものが原因かも! ダイエット食事 こんにちは、れいかです。 患者さんの英子さん仮名(52才)は麺類が大好物! 英子さんの毎日の典型的なメニューは ・朝はトーストとカフェラテ ・昼はうどんかそば、ラーメン ・夕飯はイタリア料理のお店に勤めている関係でそこで食べるまかないで パスタ、ピザが多いそうです。 体重が増加傾向にあり、血糖コントロールもあまりよろしくない。 ちょっと思うところがあって、あることを提案しました。 英子さん 「先生、ここのところ気づいたら服がきつなっていて、 体重がここ数年で気づいたら4kg増えてしまいました。 血糖値も悪くて、どうしたらいいですか?」 私 「そうですね。確かに体重が増加傾向、血糖値も高いですね。 ひとつ提案なんですが、 ・少なくとも朝と昼はトーストと麺類をやめて、 和食(主菜、副菜、汁物) 主食はご飯(軽く一膳) にしたらいかがですか? ・夜も仕事がない日は和食にして、 仕事のまかないの日はパスタやピザはとらないようにして 例えばシーザーサラダやリゾットなどにすることはできますか?」 英子さん 「やってみます!」 1ヶ月後 英子さん 「 先生、どうしてもやせられなかったのに麺類とパン、パスタを控えたら 3kgやせてました! なんだか、疲れやすかったんですが、最近元気になってきました。」 私「よかったですね。血糖値などの数値も改善していますよ。」 英子さんだけではなく、麺類、パンやパスタ中心の患者さんたちに 和食(主食はご飯)に変更していただくことで 体重が減って血糖値が改善することしばしば経験します。 考えられる理由としては *和食にすることで、炭水化物中心の食事から、主菜、副菜が増えた結果 食物繊維の摂取が増えたり、栄養バランスがとれたこと。 *麺類、パンの代わりに主食としてご飯はとるように指示していたが、 炭水化物の量そのものが減ったこと。 *もしかしたら、小麦に対する「隠れフードアレルギー」があった可能性がある。 そう、今回のテーマは「隠れフードアレルギー」です。 聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、 ご存知でない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明すると 一般的にフードアレルギーといえば即時型アレルギーのことで 食べものを摂取してから食直後から2時間以内くらいに 蕁麻疹や浮腫がおこる 気づきやすいアレルギーです。 ところが「隠れフードアレルギー」は「遅延型フードアレルギー」ともいわれ、 反応が弱く反応に時間がかかるため 原因物質としては気づかずに、その食べ物を摂取し続けてしまう傾向があり 「隠れアレルギー」と言われる所以なんです。 アレルギーがあると知らないでそれを食べ続けることで 腸内に微細な炎症がおこりさまざまな症状がおこると考えられています。 こんな症状があったら要注意です! ◇疲れがとれない ◇体がだるい ◇頭痛や肩こりがある ◇関節痛がある ◇腹痛、下痢や便秘を繰り返す。 ◇つい食べ過ぎてしまう。 ◇気づいたら体重が増えていた。 ◇食後に膨満感や胃もたれがある。 ◇アトピーやぜんそく、花粉症などのアレルギー症状がある。 ◇肌荒れや乾燥肌に悩んでいる。 ◇集中できない。 ◇いらいらする。 そう、アレルギーっていうとピントこないかもしれませんが 実は肥満にも関係しているんです。 隠れフードアレルギーあると腸で微細な炎症がおこっていて、 これが肥満や血糖上昇の原因にもなりえるのです。 まずは、こんな症状があったら、 毎日大好きで同じもを食べ続けていないかチェックしてみてください。 朝食メニューが決まって ・トースト ・ヨーグルト ・目玉焼き ・カフェラテ なんて人は要注意です。 というのは 日本人に特に多い三大隠れアレルギーの食べ物は ・小麦 ・乳製品 ・卵 と言われているからです。 では、どうしたらいいの? これについては 次回の記事に すぐにアップしますので、ぜひフォローしていてくださいね。 今日の処方箋 大好きで毎日同じものを食べ続けていないか チェックしてみよう!