早食いは肥満の元!マインドフルで味わう食べ方なら必ず痩せる。 マインドフルネス こんにちは! 患者さんたちに食行動票などを書いていただいてるのですが、 その中で多いのが「早食い」です! 早食いは間違いなく太ります。 まず、食べ過ぎてしまうことも大きな原因の一つです。 ということで、 今日のテーマ「マインドフルに味わう食べ方」に移っていきたいのですが、 このいつものモードでいくと「マインドフル」とはほど遠くなると思うので グッと気分を変えて書きます。 今日も最後までお付き合いくださいね。 (特典もあります!) あなたは、 お茶会に行ったことがありますか? りんと研ぎ澄まされた空気の中・・・ 茶釜の中でお湯がふつふつと沸く音、 抹茶をたてる音、 茶菓子の色彩、香り、食感、 お茶の香り、味わい、喉ごし 静かで清々しい時間を過ごされた経験が ある方もいらっしゃることかと思います。 「マインドフルネス」 という言葉をどこかで聞いたことがありますか? 「それ、何?」という方もいらっしゃれば、 よく知っているという方もいらっしゃると思います。 「 マインドフルネス」とは 一般的には 「今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、 現実をあるがままに受け入れること」とか言われています。 つまり、1つのことに集中するということでしょうか。 私がマインドフルネスに出会ったのは、6年くらい前。 患者さんやスタッフ、家族とのコミュニケーションの 手段としてコーチングを学んでいた時でした。 そこで、 主に欧米にマインドフルネスの普及活動をしていらした ベトナムの禅僧ティックナットハン氏を 日本への招致をしている友人に会ったのがきっかけでした。 最近は、本当にマインドフルネスに関する書籍も本屋で目立つようになりまし、 ちょくちょくや雑誌やTV番組でも取り上げられていたりしていますよね。 アメリカではグーグルやアップル、 保険会社などの大企業でも社員の研修に取り入れられて、 ・従業員の医療費が減ったとか ・思いやりの気持が育ちチームワークが向上 ・感情的な判断ミス減少、ストレスが低減されて生産性が上がる などの効果があったと言われています。 科学的にも効果が実証されつつある 「マインドフルネス」ですが、 最近はダイエットにも効果的とされてます。 で、 マインドフルネスについての詳細は すでにたくさん出ている書籍にお任せすることとして・・・ そう、今日のテーマは「味わう食べ方」でした。 「咀嚼法(そしゃほう)ダイエット」というのがあり、 実際に肥満の行動療法として取り入れられています。 食べる速さが遅い人の方が、 速い人よりメタボの割合が少ないことも、日本人の研究で報告されています。 (・・・ということは以前のブログ記事で載せましたね。) ゆ〜っくり よ~く味わって 30回もぐもぐ食べると なぜ、ダイエットに効果的なのでしょうか? *よ~く噛んで食べると消化酵素が出て、消化管への負担がへる。 *時間をかけて食べるので少量で脳の満腹中枢が刺激され、食べる量が減ります。 *食後の急な血糖上昇が抑えられ、脂肪の蓄積を防ぐことができる。 *食事中の食事誘導熱代謝が上がる *ストレス喰いを防ぐことができる。 *食べることと感情は密接に関係しているので、イライラやネガティブな感情で食べることを防ぐ。 それでは、私のブログをここまで読んでくださったお礼として ジャ〜ン! 特典!!! これからマインドフルに食べる練習を一緒にしてみましょう。 (とか、家でスマホが手放せない子供たちに言うと、「はあ!?」でした。) あなたは、いかがでしょう? 準備:食べ物を準備してください。 よくレーズンでやることが多いのですが、レーズンでなくても、 りんご一切れでも、なるべく加工されたものではなくて、 なるべく「素のもの」ならなんでもいいです。 (※なければ、おにぎりとか、パンでも大丈夫です!) 食べている瞬間瞬間に集中するのですが、 すぐにいろいろな考えが浮かぶと思います。 この後すぐにやらなければいけない仕事のことを考えたり、 その日にあったことに考えが及んだり・・・。 そんな時も、それが「いい」とか「悪い」とか判断しないで 気づいたらまた食べ物を味わったり、噛んだり、飲み込んだりする 「その瞬間」に戻ってみてください。 それでは始めます! ※こちらをクリックして音声ガイドとご一緒にどうぞ。 (ここではレーズンを例にしていますが、あなたの食材に置き換えて見てくださいね。) 1. まず、レーズンを手に取る。 2. 見る。 しわ。光の当たり方によって変わる光沢。 興味を持って熱心に好奇心を持ってその背後のストーリーにも思いを馳せる。 たとえば、そのレーズンの産地のこと、生産者の方々、それをここまで運んできてくれた人々。 たくさんの太陽と大地と水と酸素を吸収しながら大きくなったぶどうを さらにまた、太陽の光を浴びて天日干しされているところなどなど。 3. 触感、手のひらに乗った触った感じ。 4. 手でこすって見て出る音を聞く。 5. 唇に当てて見る。その触れた感覚を意識する。 6. 口の中に入れ、転がす。粘膜にふれた感じ、味、唾液が出る感覚を感じる。 7. よーく噛む、30回。歯に当たる感触、味がより多彩になる感じに気づく。 8. 噛んでから喉を通る繊細な感覚に気づく、喉越し、食道を通って、胃に入る感覚を感じる。 あなたの体が、 レーズン一個ぶん重くなったと意識して見てください。 食べるという行為に五感を向けて瞬間瞬間を味わう。 どんな感じでしたか? 噛んでる時に何に気づきましたか? 飲み込む時の感覚に気づきましたか? そして、自然と感謝の気持ちが湧いてくることもあるかもしれませんね。 さて、これは単なる練習でした。 普段は自動操縦的に無意識に食べていることがほとんど。 スマホを見ながら、テレビを見ながら・・・そんな 日常の食事で活かす方法は 1.一口一口ごとに箸を置く。 2. 一口で30回かむ。 3.スマホ、PC、テレビは見ない。 4.当たり前ですが座って食べる。 5.一回の食事に20分かける。 忙しい毎日ですから、まず、週末にトライして見たり、 一日一食試して見たり、 それもハードルが高いようでしたら 最初の一口でも30回よ~く噛んで食べて見てください。 お茶会で味わったマインドフルネス。 五感を研ぎ澄ませ、目の前の行いに集中し、丁寧に行う。 緊張はなくゆったりとしていて。 日本には古くから茶道などに代表されるようにマインドフルネスが日常にあったんですね。 日常の行為を満ちたところから始める。 あいかわらず慌ただしい毎日でも、一瞬でもこんな満ちた瞬間があると心がリセットします。 早速、次の食事は味わいながら食べて見てくださいね。 今日の処方箋 最初の一口だけでもいいので、30回よ〜く噛んで味わって食べてみてください。