こんにちは!
前回の記事では
長寿遺伝子は誰にでも備わっているもの
それは普段は眠っていて
オンにするか否かは
あなたのライフスタイルにかかっている。
ということをお伝えしました。
今回も長寿だった父のことを思い出しながら
食事、運動、メンタルの3つの観点から
長寿遺伝子をオンにするライフスタイルについて解説します。
1.カロリー制限と老化の関係
アメリカでのアカゲザルを使って
カロリー制限と老化の研究が行われました。
カロリー制限をしたグループとそうでないグループを
20年間にわたって飼育した結果・・・
カロリー制限をしたグループの方が
長生きだったということです。
長寿遺伝子は、カロリー制限をすることによって
スイッチが入ったということなのです。
さらにはメタボの人は
食べ過ぎのせいで、
長寿遺伝子がオフになっていることが分かってきています。
逆に言えば、本人の
生活習慣を変えていくだけで、
すでにメタボになっている人でも
長寿遺伝子をオンにすることができるのです。
ここでも出てきました!
以前の記事にも書きましたが、
「腹八分目に医者いらず」
という古来からの知恵の素晴らしさが
また、確かめられましたね。
2.長寿遺伝子をオンにする食品
父はお酒が好きでしたね。
赤ワインなどは毎晩飲んでいたかも!
そうです。
ご存知かもしれませんが、
赤ワインに含まれるレストラベールなどの抗酸化成分は
長寿遺伝子を活性化するといういくつかの研究結果があります。
長寿遺伝子とは少し話題が離れますが、
父がよく食べていたものは
「まごわやさしい」
〜本当にうちの子供たちは祖父母に優しかった。〜
(すみませ〜ん!親バカです。)
で、
「まごわやさしい」の食べ物って何ですか?
はい。
健康的な食材とされるもので
ま:豆類
ご:ごま、くるみ、アーモンドなどのナッツ類
わ:わかめ、こんぶ、のり
や:野菜、根菜
さ:魚
し:しいたけ、しめじなどのキノコ類
い:いも じゃがいも、さつまいもなどの芋類
それによく、
クコの実(杏仁豆腐の上に乗っている赤い実です。)
最近ではセレブが取り入れているスーパーフードとか言われてます。
も食べてました。(これはご参考まで。)
3 .運動も遺伝子をオンにする
筋肉の収縮によって活性化される長寿遺伝子もあるとのこと。
父はとにかく歩いていました。
近所の商店街、神社とおきまりのコースがあり、
1万歩から2万歩くらい。
骨と筋肉は頑丈だったと思います。
骨と筋肉の老化は、
「寝たきり度」を上げてしまします。
骨の老化を防ぐには、運動による骨への刺激が重要です。
さらに、骨の生成を助けるビタミンDを活性化するには
日光に当たることが大事。
筋肉の老化予防は
一日8000歩以上歩いている人は
筋肉量が減少することがあまりないそうですよ。
まとめると、
外で日光に当たりウオーキングを一日8000歩以上目指すと
骨と筋肉の老化を遅くし、寝たきりになる率が減るのです。
(ただし、これがハードル高いという方にも朗報です。
何も体を動かさないより、一日15分の運動でも
死亡リスクが減るそうなので、ちょこちょこ体を動かすことが大事。)
4.楽しい、嬉しい、喜び、幸せ!
こんな気持ちでいることが長生きの秘訣っていうのは何となくわかりますよね。
患者さんたちでも、退職された後でも
趣味などを楽しんでいらっしゃる方は
診察室に入ってきた時のエネルギー感が違います。
生き生きしていらっしゃいます。
実際に幸せと感じている人は不幸せと感じている人に比べて
14%と長生きだったとかのいくつかの報告があります。
父も散歩が好きで、おきまりのコース(神社、商店街、本屋)がありました。
商店街や神社で会う人たちとのふれあい、
孫のことを考えながら、本選びすること、
すきな食材を買うスーパーでのこと。
をとても幸せそうに話していました。
さらに、町内会のボランテイア活動も楽しくやっていました。
こんな風に何気ないありふれた毎日に幸せを見いだすこと
喜びの思いで他の人のために奉仕することが
きっと長寿遺伝子をオンにするのではないでしょうか?
PS.
「健康で幸せに生きること」を教えてくれた父が
それをもっと深めなさいと
背中を押してくれているような気がします。
今日の処方箋
これからの長寿社会
より健康に幸せに生きるために
あなたに今日からできることは何ですか? ちょっとのことでいいんです。
ちょっとちょっとの積み重ねが長生きの秘訣。
早速、始めてみてださいね。