腸内フローラダイエット ダイエット食事目次1 ⇒ ”デブ菌 やせ菌 腸内環境とダイエット”2 ⇒ ”増えよ「痩せ菌」! 憧れの痩せ体質になる方法” こんにちは、れいかです。 『腹八分目に医者いらず』 そんなことわざがあるように、 「過食は健康に良くない」ということは 昔から分かっていたことなのです。 食事・運動療法の最前線をお伝えするのに、 いきなり昔のことわざから始めてすみませ〜〜ん! 先日、2017年1月21日(土)に 「糖尿病学会 関東甲信越地方会」に行ってきました。 食事療法や運動療法の最前線の情報を取り入れてきたので、 あなたが日常に活かせる内容を今日はお伝えしますね。 (手前味噌で、私のダイエットプログラムの発表もして来ちゃいました。) やはり、今回の学会でもトピックは 『腸内フローラ』でした。 ※「腸内フローラ」とは、 昨年末の記事でお伝えした「腸の中に住む細菌の生態系」のことでした。 「何それ?」という方は、こちらの記事も参照ください。 ⇒ ”デブ菌 やせ菌 腸内環境とダイエット” ⇒ ”増えよ「痩せ菌」! 憧れの痩せ体質になる方法” 腸内フローラで私が思うキーワードは次の3つです。 「腸内環境」「機能」「炎症」 とか 言われても「???????」 ですよね。 はい! これからこの3つのキーワードで あなたの日常生活に役立つ情報をお伝えしますね! 1. 腸内環境 ようは、あなたの腸内環境は あなたを太らせる「デブ菌」が多いのか? それとも「痩せ菌」が多いのか? ・・・ということです。 糖尿病患者さんでも、同様な腸内細菌の環境に偏りがあるのです。 油っぽい食事で増える細菌そう、炭水化物中心の食事で増える細菌そうなど、 日々の食事で腸内環境は左右されます。 人工甘味料、食用乳化剤(添加物)が腸内の環境を変え、 血糖値が高くなりやすくなることも報告されています。 だから、日々の食事のバランスが大事! 油っぽい食事や 炭水化物中心の食事偏らないようにすることです。 2. 機能 糖尿病の人たちは、他の方よりも 腸内細菌が食べたものを分解し、色々な生理作用を起こす機能が、落ちていました。 腸内細菌で代謝され、大事な機能を発揮することがわかっているのが あなたもご存知、食物繊維! これも以前の記事でお伝えしましたね。 食物繊維が腸内細菌で分解されて産生される 短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)が ・脂肪の蓄積を減らし、全身の代謝を活発にして肥代謝を良くする ・血糖値を改善するホルモンを増やす その他、いろいろ大事な働きをしていることがわかっています。 食物繊維の摂取量の低下と同時に、 糖尿病の発症率が上昇していることも分かっているんですよ。 つまり、食物繊維を多く取ることが 健康の秘訣であることは間違いありません。 3. 炎症 高脂肪食(主にラード)を食べ続けたマウスは 腸管のバリア機能が破壊され、炎症を起こすことがわかっています。 そして、その炎症が肥満を起こすのです。 つまり、 肥満を予防するには 高脂肪食を避けることです。 (しかし、脂質については以前の記事に書いた通り 逆に炎症を抑える「オメガ3脂肪酸」もあるので、質が大事 です。) このように 日々の食事内容で 腸内フローラは影響を受けるのです。 ですから、油っぽい食事や糖分の多い食事を避け、食物繊維をたくさん取るように 日々の食事を変えていくことであなたの腸内環境や機能が改善し 炎症も抑えられる→→→ やせる! 食物繊維の多い食事と言えば和食です。 玄米、ごぼう、大根 旬の野菜や海藻が豊富。 そして、お米は主食として欠かせないのですが、 ”白米の摂取しすぎに注意” です。 摂りすぎで糖尿病になりやすい、玄米や全粒穀物は糖尿病を抑制するのです。 しかし、玄米はポソポソ感があり、毎日はちょっとという方もいらっしゃるかもしれませんよね。 そんなあなたに朗報です。 もち米玄米です。 もち米玄米食では食感が良く人気があり長期に続けても脱落者がなく 糖尿病も改善したという報告がありました。 うちでも早速もち米玄米炊いてみようかなって思いました。! そして、最後にもう一つ 土曜日の糖尿病学会で聞いた中で「あっ!」思った話がありました。 過食をすると、 ↓ 腸内細菌の代謝が関与し、 ↓ インスリンの効きが悪くなる。 食欲を増進するホルモンが出て、 ↓ さらに過食が助長されるような悪循環が生じ、 ↓ 糖尿病などの病気に発展していく ・・・ということでした。 この話を聞きながら 『腹八分目に医者いらず』 というコトワザを思い出したのです。 ということで、 どうやら、昔の人たちは、 きっと私たち以上に大切なことは分かっていて、 私たちはそれを追いかけているような気がしますよね。 食事療法最前線について、 特に今話題の腸内フローラについてお伝えしました。 今日の処方箋 『腹八分目に医者いらず』